Mazinger Revisited

マジンガーシリーズについてのあれこれ

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Hero & Heroine 

二次創作 |


「勇ましい豪傑の隣には、心和ませる優しい女性がついているものじゃよ」 by Juzo Kabuto


ベガ星連合軍との戦いが終わり、平和を取り戻した日本。
兜甲児も数年にわたる長い戦いの日々を終え、光子力研究所で新たなロボットの開発に勤しんでいた。
そして今日-懐かしい彼女が帰ってくる。
Dr.ヘルとの激しい戦いをともに戦った、最愛のパートナーが。


研究所へのアプローチを疾走する真っ赤なオープンカー。
車寄せにタイヤの音を派手に軋ませながら停車する。
「派手なご登場だな」
柱にもたれかかって腕組みをした甲児が運転席に向かって声をかける。
「あら、そう?これでも控えめにしたつもりなんだけど」
長い髪をかきあげ、サングラスを外すドライバー。
「ただいま、甲児くん」
白いスーツと青いスカーフを見につけた美女が車を降り、甲児に右手を差し出す。
「おかえり、さやかさん」
甲児が久々に対面する弓さやかの手をしっかりと握り締める。
見つめ合う二人に言葉は要らない。


さやかの部屋でお茶を飲みながら語り合う二人。
「ドラゴノザウルスが現れた時以来だな」
「そうね・・・あの時はゆっくり話す時間もなくて・・・ごめんなさい」
「二人とも忙しかったからな。謝る必要なんてないさ」
Dr.ヘルとの戦いを終え、NASAに一緒に留学した二人。
甲児は自らが開発したTFOを携え、宇宙科学研究所へ向かった。
ドラゴノザウルス出現時は、グレンダイザーともにベガ星連合軍との戦いに身を投じている真っ最中だった。
一方さやかはNASAに残り、ロボット工学の研究に忙しい毎日。
急遽日本に戻り、ダイアナンAで戦いに参加した後、とんぼ返りでNASAに戻っていたのだ。
「どうだい、研究のほうは」
「ダイアナンの後継機の開発が一段落したから日本に戻ってきたの。おかげさまで博士号も取れたし」
「すごいよな。さすがは弓教授の娘だぜ」
「あら、それを言うなら甲児くんだって。去年博士号もらったくせに。新しいマジンガーも完成間近だって聞いてるわよ」
「いやあ・・・それほどでもないぜ」
照れながら頭をかく。
「ねえ、マジンガーZとダイアナンAが研究所に戻ってきたって聞いたんだけど、本当?」
突然話題を変えるさやか。
「ああ。オーバーホールのためにあと1週間ぐらい研究所で預る予定だぜ」
「ねえ、久しぶりにどう?」
「どう・・・って?」
「Zとダイアナンにデートさせてあげるってことよ」
「デートか・・・いいな。のったぜ」
「きっと二人ともロボット博物館じゃ退屈してるはずよ」
にっこりと微笑むさやか。
「じゃあ着替えて10分後に格納庫に集合ってことでいいかしら?」
「オッケー。じゃあ格納庫で」


10分後。
懐かしいパイロットスーツに着替え、格納庫の壁にもたれてさやかを待つ甲児。
その前には寄り添って並ぶZとダイアナンの変わらぬ姿。
そんな時、スーッと格納庫のドアが開く。
「おまたせ」
ピンクのミニワンピに身を包んださやかがおどけて敬礼して現れた。
「・・・」
何十回も一緒に出撃して、見慣れているはずのパイロットスーツ姿。
しかし、今日はとても眩しく見える。
蕾から花に変わろうとする美しさが、甲児から言葉を奪ってしまう。
「どうしたの?」
そんな甲児の胸の内をわかっているのかいないのか・・・
さやかがくっつくように甲児の隣に歩み寄る。
「ふふ。恋人同士みたいじゃない?」
見上げる瞳の輝きに吸い込まれそうになってしまい、思わず腰に手を回し抱き寄せる。
「あん・・・」
拒みもせず、甲児の首に腕を回してじっと見つめるさやか。
「わたしの魅力の虜になっちゃったのかしら?もしかして」
柔らかな胸が厚い胸板に触れ、甲児を挑発する。
「どうやらそうみたいだぜ・・・」
小首傾げ、目を閉じ、そっと唇を重ねる。
昔なら『なにするのよっ!』と平手打ちが飛んできそうなシーン。
「…ん…」
しかし、さやかは腕に少し力を込めるだけだった。


「・・・すまない・・・」
長いキスの後、小声で呟く甲児。
「なにが?」
「なにがって・・・その・・・つまり・・・」
「甲児くん、二人とももう高校生じゃないのよ」
真っ直ぐに甲児を見つめるさやか。
「わたしは甲児くんのことが大好き。初めて会ったときからずっと」
「…俺も同じさ」
気圧されたように応える。
「じゃあ謝る必要なんてないでしょ?久しぶりにこうして会えたんだもの。自然なことよ」
そう言うと、今度は自分から背伸びして軽くキス。
「2回目のキスだって知ってた?」
「えっ・・・?」
機械獣バズソンM1との激しい戦いで傷つき、一昼夜眠り続けた甲児の唇にさやかが口付けたことを甲児は知らない。
「ふふ。いいのよ。甲児くんは覚えてなくて当然なんだから」
微かなコロンの香りが甲児の理性を吹き飛ばしてしまう。
「さやかさん・・・」
さらに続けて口付けようとする甲児の唇に人差し指を当てるさやか。
「…ここじゃ嫌…」
「…?」
思いがけないリアクションに戸惑う甲児。
「Zとダイアナンが見てるわ。わたしたちのこと」
「あ…」
「でしょ?」
そっと甲児の腕につかまるさやか。
「行きましょ」
格納庫を後にする二人。


二人はさやかの部屋の前に到着した。
さっきまで一緒にお茶を飲んで談笑していた部屋。
さっきは気軽に空けられたドアが、なかなか空けられない甲児。
「甲児くん・・・」
そんな甲児の心中を察し、さやかがドアノブを回し静かにドアを開ける。
「どうぞ」
さやかにリードされて中へ入っていく。
テーブルの上にはさっきお茶を飲んだカップがそのまま並んでいる。
片方のカップにうっすらとついたピンクの口紅の跡。
もう高校生じゃない-さやかの言葉が蘇り、胸が高鳴る。
「どうしたの?ボーッとしちゃって」
そっと甲児の手を握るさやか。
ぎゅっと力強く握り返し、そのまま抱きしめる甲児。
「さやかさん・・・」
「うれしい…」
甲児に包まれたさやかが耳元で囁く。
「二人っきり…甲児くんと」
「ああ、もう離さないぜ」
「離れないわ、ずっと…」
そのままベッドに倒れこんでいく二人。


さやかの長い髪がシーツに広がる。
その上に覆いかぶさるように四つん這いになってさやかを見つめる甲児。
ザリガンG8のせいで光子力研究所を大地震が襲った時と同じ体勢。
あの時は頬を赤らめ甲児を突き飛ばしたさやかが、今は甲児の首に腕を回し抱き寄せる。
「きれいだぜ、さやかさん」
「あら、少しは口がうまくなったのね」
「厳しいな、相変わらず」
じゃれ合いながら軽く啄ばむようなキス。
「でも・・・わたしたちらしいわね」
さやかがクスッと。
「何がだい?」
「だって・・・こんな時なのにこんな格好」
交互にお互いのパイロットスーツに目をやる。
「そうだな。でも、これが俺たちの正装だろ?」
「うん…それもそうね」
一層ピッタリとくっついて笑うさやか。
「いいこと言うじゃない。少しは成長したみたいね」
「成長って・・・バカにするのもいい加減にしてほしいぜ。全く」
おでこをこつんと叩く真似をして笑う甲児。


「一つ告白していいかい?」
さやかの髪を撫でながら甲児が。
「なに?」
横を向いて甲児の手の感触を楽しんでいたさやかが甲児を見つめる。
「さやかさんのこの姿…思春期の少年には刺激が強すぎたぜ」
そっとふとももに手を触れる。
「あん…」
小さく声を漏らし、甲児の手に自分の手を重ねる。
「眩しかった?」
「ああ」
「うれしい…わたしのこと見ててくれたんだ?」
「いつも…な」
「わたしも。ドキドキしながらいつも甲児くんを見てたわ…」
ぎゅっと甲児の手を握る。
「やっと心が通じ合えた気がするわ…長かった…」
さやかの柔らかな肌が甲児を包み込んでいく。
「本当に…長かったな…」
「ええ、とても。でも…最高に幸せな気分よ。今」
「俺もさ…」
ライトが落ちた。
カーテン越しにかすかに差し込む月明かりの中で生まれたままの姿になる二人。


「恥ずかしいわ…」
両手で胸を押さえるさやか。
無言でそっとその腕をどかせ、乳房に口づける甲児。
「いや…」
呟いた言葉とは裏腹に、敏感に感じてしまう。
つんと上を向いた乳房を包み込んで首筋にゆっくりと口付けていく。
「あ…っ」
甘く熱い吐息がこぼれる。
さやかの脚が甲児の脚に絡みつく。
「うっ…」
さやかへの愛しさではちきれそうな甲児の敏感な部分が、茂みの奥の熱く溢れる泉に触れる。
「あん…」
さやかの腰が大きく動く。
「くっ…」
擦れ合って刺激され、ますます想いが膨らんでいく。
「いくぜ…」
膨らんだ自分自身を泉の入口にあてがってさやかを見つめる。
「何も言わなくていいの…」
そっと甲児の唇に人差し指を当てるさやか。
ゆっくりとさやかの中に分け入っていく。
「あっ…ああ…んっ」
破瓜の痛みに顔を歪めながら、甲児の腰をしっかりと抱きしめる。
さやかの中で溶けあっていく二人…
ヒーローとヒロインの熱い抱擁を、月明かりだけが見ていた。


【終わり】


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